このレビューはネタバレを含みます▼
タイトルも青が基調の表紙も綺麗で神秘的で、あさぎり夕さんの漫画で一番好きな表紙です。
メインの話と短編もけっこう入っていて見ごたえがあります。
当時宇宙飛行士が他の惑星に不時着するネタが今のなろうくらい流行ってたんだな~と今思うと実感します。
いろんな漫画を描かれた作者さんの原点のように、宇宙ものから、絵本の中の王子様との恋、少女漫画風ターザン、イケシブすぎる傷ついたパーンのおじさんと萌えの原石の宝箱という感じです。
チャラい王子の竜退治の話以外はだいたいバッドエンドぎみですが、そういう切ない系が好きな方にはおすすめです。
作者さんの初期の作品ですが、絵も透き通るような美しさ、色気があり、お話にも熱い魂がこもっていてとっても好きです。