料理系の異世界物が好きなので、このお話もハズレポーションの着眼点が面白く、料理も美味しそうで楽しめました。
しかし、途中から、主人公と価値観が合わない時が多々あり…。
そこ気になる?っていう所でイチイチいらっとして文句を言っていたり、、。
自分では何も出来ないくせに人には偉そうに上から目線で諭していたり、、。
少しは自立心が芽生えたかな?と思ったら、次の瞬間にはもう人有りきで物事を考えていたり、、。
物を投げて渡すのだって、仲良い人同士なら普通にある事。そんなのも知らないくらい人と接してこなかったんだろうかと思う程、主人公の性格がちょっと引っかかります…。
あと、自分の知識や経験を世に出すのなら、やっぱり買って貰って報酬を得た方が良いと思います。
無償の奉仕は個人の時間、精神、やり甲斐などをどんどん搾取していきます。=ブラック企業の始まりです。
そういえば調理器具とか人のお金で買ってるし、まだ専業主婦気質が抜けてないのかな。
自立したいと言う割に、自分で稼いで食べていくっていう事をしないのは何か矛盾を感じますね。。
三十路、三十路と自分の中で連呼しているけれど、これはキリカちゃんやカーツ君の前では、三十路になるまでどうやって生きてきたの?っていう意味で確かに恥ずかしくて言えないわ。と思いました。
5巻頃からは、料理は回想でしか出てこないし、ずっと蘊蓄話になるしで結構退屈です。
取り敢えず、主人公には早く頼りになる大人の女性への成長に期待します。