丸ごと表題作。作者あとがきあり。藤嶋重工御曹司の基は後継になりたくなくてカナダに住んでいたが両親の死により後継者選びの儀式のために呼び戻される。その儀式とは『お館様』と呼ばれる不老不死の青年と交わるというもので……というお話。タイトルと設定に惹かれて購入しましたが、正直拍子抜けな印象。弟が兄を思う気持ちに深みが感じられないのと(別にこの設定必要無かったのでは?)、お館様の誠と基が惹かれ合う流れが唐突というか無理やりお話の設定に合わせて動いてるだけな感じで感情移入が出来なかった。最後の駆け足感も凄くて、ずっと家にいた誠がこれから普通の人間としてやっていけるの?パスポートどうやって所得した?とか変なところが気になって仕方なかった。お館様のエッチは基よりも弟の直生との方が多め。綺麗な絵だけどエロさはあまり感じられなかった。修正はトーンで綺麗に仕上げてあるので違和感なし。