ネタバレ・感想あり人間兇器のレビュー

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昭和の空手の世界観
2023年8月16日
尊敬する梶原一騎先生の作品。
今の時代ではアウトな描写もありますがリアルな人間の心理や行動の描写に引き込まれます。当時の時代で漫画の域を超えた小説のような文章の描写力はさすがです。
昭和30-40年代の空手の世界観。圧倒的な力を持った人間凶器が世界で活躍していく様子に少年時代の自分も憧れました。時代は進化しているので空手の技一つとっても古臭さはありますが、今でも全く色褪せない心理描写に全巻買い揃えました。素晴らしい作品です。
作者の体験の集大成?
2021年12月17日
作者の体験の集大成ともいえる格闘技マンガ。「カラテ地獄変・牙」「新カラテ地獄変」と合わせて読めば、ストレス解消に、なると思うが、好みが分かれる作品である。個人的には三作品とも揃えて読むのがオススメ。
人間兇器1
ネタバレ
2019年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公よりも剣持浩介とその姉のその後の人生が気になります。カラテ地獄変で主人公に助けられた女性が水商売の世界に入ったようですが剣持の姉も同じ様にそのような世界に入るのかあるいは、剣持が姉のために小市民になるのかなどと考えてしまいます。作者の弟子が外伝としてその続きを書けば良いと思います。
正義のない力は無力、力のない正義は暴力
2019年12月17日
今から30年前、マンガ喫茶で読み耽ったのを思い出した。あの頃は強さに憧れていたが、この主人公は悪の権化でもある。ただ、綺麗事だけではいかない世の中、力が暴力が支配することもあり複雑な思いで読んだ。正義のない力は暴力、力のない正義は無力。力ある者は正しく力を発揮することが肝要か。
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美影
ネタバレ
2025年4月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ クズ人間という言葉を、ここまで体現している美影はどうしようもない人間です。
強いものには、命乞いまでするのに、弱い女性にはキツイお仕置きをします。
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梶原一騎の『裏』作品
2019年10月28日
『人間凶器』久々に読みました。この作品は完結前に梶原一騎が逮捕され、そして、釈放後に唯一連載再開し、完結した作品です。(最終作品は男の星座)格闘系の作品を多く世に送り出している梶原一騎ですが、特に彼の人生の中で大山倍達との出会いは大きく、彼の作品に多大な影響を与えています。その中で、表を『空手バカ一代』とすると裏は『人間凶器』『カラテ地獄編』となるでしょう。(光『愛と誠』影『人間凶器』)作者自身も作品の中で触れていますが、この作品はたぶん本人の体験等を元に作られており(勿論、梶原一騎特有の誇張や誇大表現にはなっていると思いますが)正直、作品の評価としては、好き嫌いを含めビミョーと言えるかもしれません。ただ、『性善説』孟子『性悪説』荀子『性無記説』告子世の中は色々なものの見方捉え方が有り、『逆もまた真なり』なのかなと思います。この作品を読んで頂くと、たぶん他の作品の捉え方が変わり、面白いかもしれません。興味がある方は試してみて下さい。
これは誇張ではなく妄想…
ネタバレ
2023年4月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 以前、空手地獄変を読み、現在とは入手出来る情報量が比較にならない程少ない時代で、世界情勢までダイナミックに取り入れたストーリーを作り上げた努力と才能に、感動した事を覚えています。
梶原一騎原作の空手作品については、某空手家の神格化と、超人レベルに誇張した主人公による、フェミニストお断りのハードバイオレンスが特徴なので、その点は評価に含んでいません。
ただ、この作品に関しては、主人公が小物過ぎるのが先ず一点。敵を倒して女を奪うのなら、悪党としての魅力もありますが、先に女を襲い、写真に撮って相手を脅していくのでは、ただの下衆です(苦笑)
また、ご都合主義も特段に酷く、乱暴された女は主人公に惚れるか、脅されて、弟でも父親でも夫でも、全て主人公の言いなりになります。それだけに留まらず、裸に剥かれた事を恥じて口を閉ざす、精神に異常をきたして証言不能など、百人近い女性が全てそうなります(笑)
一番酷いのは、何度も主人公に襲われ、それでも殺人は許しませんと、主人公を助けて気絶した隙に乱暴され、孕まされた挙げ句、捨てられて崖から身を投げようとした女性が、愛する主人公を救う為、赤子を連れて地下プロレスに身を投じるという展開で、流石に女を舐め過ぎています。
誰かの理想の女性像なのかも知れませんが、個人的には、犯罪も赤子を道連れにする事も厭わない、男に狂った女と思えました。
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梶原一騎の性癖が垣間見れる珍作
ネタバレ
2021年8月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公が悪党なまんがは好きですが、これは主人公がゲス過ぎてギブアップ。購入したものも途中で読むのを辞めてしまいました。性描写も途中までは普通ですが、神の世界に近づいたのか暴力、汚物、洗脳と他の追随を許しません。それが物語のエッセンスとして活きてれば良いのですが、あまりの高みに荒唐無稽に感じてしまいます。個人的には残念な作品。
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