このレビューはネタバレを含みます▼
とにかく画が独特すぎます！なんというかこの作家さんの世界感？でしょうか…。万引きに走る一見幸せそうなヒロイン。専業主婦になって優しい夫と何不自由ない生活を夢見てた世間知らずのヒロイン…夫が相手をしてくれない寂しさから万引きをするように…これが最後、最後…と罪悪感を感じながらもあの盗んだ時の達成感、高揚感が忘れられない！そんなヒロインの表情が独特です。美女に描かれているわけでもない。でも迫力はあります！結局この結婚、失敗でした。はっきり言ってお付き合いの時間もなく流されるままに結婚してしまったヒロインにも問題が…。最後には万引きしていて帰りに店の警備員に見つかってしまいました。その警備員の言葉に重みがありましたね…。万引きは心にあいた寂しさを埋めるためにしてしまうと。最後に夫の携帯に電話をし留守電に自分が万引きで捕まっていること。夫が他の女と関係をもっていること。新婚なのに相手をしてくれない寂しさから万引きしてしまっていること。今の心にあるつらい叫びを初めて夫に打ち明けるシーンで終わっています。この後どうなってしまったのかな…十中八九離婚でしょうね。でも何故この夫、結婚したのか？何の目的でしたのか疑問です。
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