ネタバレ・感想ありネオ・エヌマ・エリシュのレビュー

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嗜好に刺さりそうで、
2020年7月2日
微妙なとこです。国々の興亡が激しい古代オリエントなんて、狙い所は最高。
「エヌマエリシュ」とはバビロニアにおけるマルドゥク神の創世神話のこと。一神教の先駆け的神さま。こいつに召喚されたギャルJK(異能持ち)が、古代世界でドラゴンボールよろしく7つの陶器片(何それ)を集めるという方向性です。アッシリアで最も有名な王、バニパル君ももれなく付いてくる。
オリエント世界の文化的側面があれこれ楽しかった。最初に疑問に思ったミニスカ(娼婦か奴隷と思われるやん)にツッコミ入って信用度アップしました。作者さんの愛を多分に感じられる点が良い。
ただ絵が雑だと、大好きな衣装や調度品なんかがイマイチでそれが残念です。まぁコメディぽいしこれは是で可愛いからやむ無し。
それよりアホっぽいヒロインがどうにも展開にハマらないというか、ご都合チックに押し込めた感じがする場違い感が拭えなかった。
参考文献が何冊も手持ちと被っててギョギョっとしました。残りもチェックしてみます。
飛べ、JK 古代アッシリアへようこそ
2020年6月30日
はい始まりました、クールジャパンが誇る超時空人身輸出物語です。しかも舞台は紀元前7世紀の古代アッシリアという、考古学大好きさん達にはご馳走でも、マラトンの戦いより過去は神話!試験にも出ないし!いう一般人の我々には何それ?という珍しい時代です。まだ一巻(2020年6月)なので、物語の大筋も分からないし、主人公の女子高生の何らかの秘めた厨二パワーも明確になってませんが、作者がかなり熱く時代考証して、古代アッシリアを読み手に紹介したいという熱意は伝わってきます。猫もいっぱい出てきますし(猫は正義)。
昨今中世日本の織田信長さん宅に、学生やらニートやらシェフやら(終いに女体化)を一方的に送りつけ過ぎでクレームが付いたのか、クールジャパン輸出機構は新しい得意先開拓に余念がないようです。
最後に作者「マミー」氏のこだわりかもしれませんが、題名はちょっとご再考頂きたい。アッカド語なんて第二外国語として教養必修科目にしている大学なんてないでしょ!結果タイトルで損してます、「女子高生アッシリアを歩く」とか「超バビロン建国、ワタシが王よ!」とか、こう一般国民が騙じゃなくて欲しくなるようなネーミング希望です。あ、主人公のエリちゃんはサービスシーンもいっぱいあるので評価高いですね、ポロリやまいっちんぐは男性読者には大事です。
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