『ジンガイさんとニンゲンくん』が面白かったので、作者買いしました。さすがに1000ptは手が伸びず、フリマでお安くゲット出来ました。
やっぱりあさがお先生のコメディセンスは面白いし、目のつけどころが良いですね。
百合の世界はわからないですが、BL好きな腐の世界と同じで好きが高じると、尊さを感じるあたりはみんな一緒ですね。
オラついてるヤンキーだって百合が好き。BLが好き。そのギャップが面白い。
密かな楽しみを隠せないほど、好きが溢れるっていいね。
ヤンキー杉川の萌えぶりが楽しくて、面白い。同クラのオタク系男子須原が、まさかの百合漫画の夢見ピリカ先生と知るや、その崇拝がハンパない(笑)須原と仲がいいヨシは、百合小説を書いていて、この3人の間に芽生えた友情と百合愛が、面白可笑しく描かれています。そして時に優しいお話です。
好きなものを好きと堂々と言える事は、とても勇気がいる事です。杉川は周りの目を気にしなくなるくらい、惜しみなく百合愛を注いでいて、見ていて楽しいんです。ホントに好きなんだなって思える。
昔から百合系漫画を描いていた須原にとっては、その強さが羨ましいかも知れない。笑われたり、けなされた過去がある彼には、杉川に勇気と優しさをもらった気がします。
好きなものを堂々と好きって言えるって素晴らしい。
ヨシのキャラも面白くて、黙ってみんなの様子を見ながら、ぷぷぷと楽しむタイプで、そんなヨシを見てぷぷぷと笑ってしまいます。
それぞれ個性豊かなキャラで楽しかったです。
作品内に夢見ピリカ先生の百合漫画も見れますよ。
ラストの『いじめっ子といじめられっ子』がとても良かったです。ほのぼのと優しさを感じられる素敵な作品でした。
前作同様にあさがお先生の隠し味の愛が堪らなく好きです。
次の作品も楽しみになりました。