あまりにレビューが低かったので、頑張って11巻まで読みました。こう言う話ってないわけじゃないですよね。3人仲間のうち1人が死んでしまい、残り2人がうまく付き合えなくなる……みたいな。
それなのになぜこの作品はこんなに面白くないんだろう?としばらく考えたら……登場人物に全く魅力がないから。
ヒロインは特別優しいわけでも正義感に溢れるわけでもなく。可愛く魅せるシーンもなく。ヒーローは多分イケメンなんだろうけど、クールっていうよりも寡黙で暗い感じがする。それでいてオドオドしているわけでもない。
ただ淡々と日常が過ぎるだけ。面白さなどなく淡々と。
ヒーローはヒロインをずっと影から支えていた……って言う物語なんだろうけど、7年、多分死んだ子の命日付近に飲んだくれるヒロインを飲み屋からヒロインの兄の勤め先に送るだけだし。あとプレゼントを自分からだとは言わず、兄経由で渡す。え?だから?みたいな。
詳しい事情はまだ出てないけど、亡くなった幼馴染がいて、ヒーローを暗殺者のような目で見るヒロインって、つまり「あんたが殺したようなもんだ」って思ってたってことですよね。だからと言って激情型な性格でもなく、ただ避けるだけ。素直な性格でもなく。そんなヒロインに魅力を感じませんでした。
あと皆さんが言うように、台詞回しが意味がわからない部分がたくさんあります。翻訳なんとかならなかったのか、文化の違いだから仕方ないのか……