70年代スーパーロボット作品群の中でも異色の輝きを放つ一作
宇宙規模のスケールと地球防衛という普遍的テーマを融合させつつ、主人公デューク・フリードの内面的葛藤が物語に深みを与える
華麗なメカ描写とダイナミックな戦闘演出は、作者の熱量を余すところなく映し出している
特に、グレンダイザー特有の「スピンソーサー」戦法は、視覚的にも戦略的にも印象的
地球人との関係性や信頼の構築といったヒューマン・ドラマも丁寧に描かれ、単なるロボットアクションにとどまらない広がりを見せている
総じて本作は、スペースオペラと人間ドラマの融合に成功した、時代を超えて評価されるべき名作である