主人公のひな子さんは努力家でおしゃれで可愛らしい素敵な女性なのですが、人を好きになれない自分に悩んでいます。1巻冒頭では自らを「欠陥人間」と評する場面もあり、悩みの根が深いことが見てとれました。そんなときクールに見えてやや天然な同僚・あさひさん(ひな子さんより低身長だがそこがいい)と交流するようになり、ひな子さんの心境にも少しずつ変化が起きて… この交流がね!尊いんですよ~!お互いにおずおずとしながらも徐々に近づいていく姿がもう…社会人百合なのに不思議と青春感があってしんどいのです。例えば2巻のあさひさん宅で夕飯を共にするすがたの初々しさには筆舌に尽くしがたい感情になりました。ありがとう雨水先生。続きが待ち遠しい作品です。