ネタバレ・感想あり幻のシャトオのレビュー

(3.7) 7件
(5)
1件
(4)
3件
(3)
3件
(2)
0件
(1)
0件
山口先生のハーレクイン最高!
2020年1月11日
最初は疑心暗鬼で契約結婚をするつもりの2人が、いつしか心を通いあわせて恋に落ちます。絵の柔らかな感じが話にもよく合っていて、読んでいて幸せな気分に。
原作をうまく消化させながら、山口先生の温かな絵柄と雰囲気で話が進むのは最高でした。山口先生は展開や話の構成がすごく上手い。ヒーロー、ヒロインだけではなく周りの人も丁寧に書いてくれるので、そこも好感が持てます。
お城
ネタバレ
2021年9月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 不義の子と言われて命さえ危うくなるような生家の城から離れて暮らしてきたのに、運命の悪戯か弟を失い自身も傷をおい、続いて父母までも亡くして。翻ってヒロインは両親を亡くしたあと素敵な叔父一家で育ち、その家の従姉妹のために、一肌脱ぐことに。ミュージカル仕立てのように感じるのはユニークな歌のせいでしょうか。城の悲惨な言い伝えや宜しくは無い人間関係で暗いものになりそうなところも救われていて。
いいね
0件
もっとロマンス要素が欲しかった
ネタバレ
2020年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ ハーレクインで山口美由紀さんが担当した前の作品が良かったので購入したけど、総合的には前作の方が良かった。
今回は過去の事件のあれこれがあったりで、後半はページが足りなくてバタバタ詰め込んだ感じに。結果、ロマンス要素もさらーっと流れてしまった印象を受けた。ヒーローとヒロインの間にもう一個か二個、ときめくエピソードが欲しかった。
ヒロインを育てた叔父叔母のエピソードやら、屋敷を変えようと奮闘するヒロインが放つ明るい空気、ヒーローが時折見せる優しさ、可愛い甥っ子の様子、物怖じしない下宿人や気のいい使用人たちと試し読みの時点では、非常にいい雰囲気で進んでいたので、ラストへ向けての期待が大きすぎたか。

ヒロインのライバルは、甥と別れた時の笑顔からすると本当はいい人にしたいのかもしれないが、やってることがアレでは最後に可哀想な人感とか出されても微妙。嘘の伝説を甥に吹き込んで脅かす。思い出のソリを壊す。事実と反対のことを告げてヒロインを追い出そうとする。このあたりは序の口だけど、甥の閉じ込めは、あの時、甥が歌わなかったら一晩放置もあり得たのでは?
ヒーローの気持ちを確かめるためとはいえ、ただ浮気するだけでなく、よりによってヒーローの弟とというところも、個人的に受け入れにくい。浮気を告げてヒーローが怒った場合、よほどのことがないと破談確定。ヒーローは弟ともこじれて完全に家を捨てそうなんだが。自分本位の考えなしで酷い。
ただ、ヒーローとどういう経緯で婚約してたら、ライバルが浮気したあとのヒーローの態度に繋がったのかわかりにくく、ここのあたりはもう少し補足が欲しかった。ヒーローの性格的に関係を続けるために怒りを自制しただけかもしれないし、諦念かもしれないし。ただ、そのままヒーローと結婚したとしても、浮気相手が弟ではそのことを思い出す機会も多くて、嫉妬しようがしまいが、結局うまくいかなかっただろうな、この二人。

しかし、一番理解不能なキャラはヒーロー弟かな。借金を作って保険金目当てで自宅に放火するような馬鹿なのはわかるが、妻の妹であり兄の婚約者の女性と寝るとはどういう神経なんだ。しかも兄には結婚していないと後見人にはさせない? その上、兄の心に、自 殺を止められなかったという心の傷まで負わせる死に方をするとか最悪な弟だった。甥には真相を教えたくないというヒーローの言葉が改めて響いた。
同情なら 僕には必要ない
2020年1月16日
無料分のヒーローブレーズのこの言葉に惹かれて購入しました。これって、愛してくれと言っているのと同義。本人は気付いていませんが。事は、借金返済の目処が立たず、保険金を目当てにした火災による弟の焼死が齎したものでした。ブレーズは結婚していないと甥のフィリップの後見人になれない だからヒロインアンドレアの従妹クレアと婚約した。しかし当の本人クレアは酔っていて覚えていない だからアンドレアは、彼女の両親がくれた幸せな生活の恩を返すために身代わりを引き受けた。呪われているというシャトウ(なんでシャトーじゃないのかな)の天辺の曰くつきの部屋を子供部屋にするという企画を軸にして 人間模様が展開される。秘密はかなりある。その一つ一つをじっくり解いていくにはページ数が絶対的に足りないのは文字数を見ればわかるが、アンドレアの人間性の温かさ優しさで ブレーズの心を開かせていくことに重きを置き付随してフィリップも懐かせてしまうという展開にしている。これらは上手く出来ていてなかなか申し分は無い。アンドレアの伯父たちの「永遠に家族だ」「お腹にはハッピーがいっぱい詰まっているんだよ」という暖かな家族を彼女からブレーズに伝わっていくのに感動する。しかし、この物語のキーマンであるのはフィリップの叔母シモーヌ。彼女を登場させずにこの物語は成り立たないので登場しているが、作中うまく作用していない。おそらく原作では 彼女の働きはもっと多いはずである。彼女の抱えているものは このシャトウの本髄であり、ブレーズの正体をも握っている いわば ここにいるけれど 過去の亡霊なのだから。(生きています)それが伝わってしまうから残念だけれど、家族を作り上げていく物語はジンと胸に響きました。
いいね
0件
よくわからなかった。
2021年9月5日
結果ハッピーなんだけれど、人の名前が多く登場してきて、よくわからないお話でした。ゆっくり時間かけて読み直します
いいね
0件
大好きな山口先生のハーレクインですが
ネタバレ
2021年9月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 子供も可愛いし、世界観も素敵だった。
ただ、このページ数にこの物語を収めるには、ちょっと無理があったかな?
ラブがとても少ない……(泣)
そして横やり女に割いているページが多い。
この横やりも可哀想かも知れないけど、子供を洗脳したり、ソリを壊したりと悪質ではあったので「私が2人を結び付けてあげたでしょう?」的に、いい人っぽく去っていくのには何だかモヤッた。
謎ときまでが長い
2020年4月28日
すべての謎が解けるまで結構待たされる。
その謎解きと、ヒーロー&ヒロインの心が通じ合うのと、もう少し整理してほしい感じがした。
いいね
0件
レビューをシェアしよう!