ヒーローがヒロインに対して勝手に勘違いして暴言をはく、というハーレクインによくある展開が冒頭から中盤ぐらいまで繰り広げられていますが、、、いつまで経っても慣れませんね…。何十作品とハーレクインは読んでいますが、こういうヒーローを見るのは、やっぱり気持ちいいものではありません。
ですが、終盤で、今度は逆にヒロインがヒーローの話も聞かずに勝手に勘違いをして責めていたので、どっちもどっちでした。結局は、お互い様ということですね。
ヒロインの娘に対する思いに、うるっとくる場面もあり、心の傷が完全に癒えることはないのかもしれませんが、その心の傷と一緒に生きていき、少しでも傷が癒えてくれるといいなと思わせてくれるラストでした。