ネタバレ・感想あり大切な人が死ぬとき ~私の後悔を緩和ケアナースに相談してみた~のレビュー

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読んで良かった
2023年10月22日
今はまだ病気一つしていない、76歳の母がいます。本人は早く死にたい。ピンピンコロリで死にたいと頻繁に口にしているけど、急に未来のことについて話し出すこともあり、生きて行くのが当たり前のように思っているのも見て取れます。
最期を覚悟し苦しみながら一緒の時間を過ごすのか、それとも最期の会話だと思ってもいなかったのに急に亡くなって一生話せなくなるのか…この先どうなっていくのかは自分では選べません。
人はいつか死ぬということを受け入れ、どの様な状況になっても母と私が少しでも良いと思える最期を迎えられる様に、この本を読んで小さな心構えができました。
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日常が日常でなくなるという事
2022年12月18日
上手く言えないけど読んで本当に良かった。
特に死を受け入れる5段階は知れて良かった。
死だけではなく病気によって日常が激変すると、本人だけでなく周りの家族にも当てはまり人の心理学というか観察は進んでるんだと客観的に見れた。

孤独や寄り添うという心構えを改めて学べた。
作者の方と出版社に感謝します。
ありがとうございました。
考えさせられる
2022年11月1日
いずれ来る家族との別れについて考えさせられました。
介護や看護に正解はないんだなと思いました。
「あーすればよかった」「こうしてあげれば良かった」って一生思うんだろうなぁ。
聴覚は最後まで生きてるから「話しかけてあげて」って言うのは良く見ますが、体に触れてあげるのも大事だなと思いました。
闘病中の家族を見るのも辛いけど、覚悟の時間が取れるだけ良いのかな。突然だと覚悟もくそもないし。
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この作品に出会えてよかったです
2022年7月29日
私の父は昨年の夏に急死しました。
直前までメールでやり取りしていて、発熱外来に行ったけどいっぱいで診てもらえなかった、かかりつけ医で薬だけもらった、どんな症状で熱は何度で……それなのにその日のうちに亡くなるなんて想像もしておらず後悔ばかりで今も自分を責めたり父を思い出しては涙が溢れます…。

今現在は母が緩和ケアの施設にお世話になっていて、素敵な看護師さん介護士さんばかりで頭が下がる思いです。
こちらの作品を読んで、父のときよりは心構えが出来る気がしていますが、母は脳腫瘍の術後が良くなく、言語がはっきり出ないので会話が出来ないのが心苦しいです…。
好きなものも何も食べさせてあげられない、外に自由に出ることもできない母に何がしてあげられるのか、考えるのもつらくなる日もありますが、寄り添ってあげようと思います。
心を軽くして頂きありがとうございました。
死を知ることで
2022年3月15日
生きることが少しだけわかった気がします。最近、孤独死や発達障害に興味があり、こちらの作品を見つけました。親の年齢を考え、自分にもくる親との別れを少しでもイメージすることができました。親だけでなく、夫や子どもとも、いつまでも一緒にいられるわけではないから、毎日を大切にしたいです。
親を亡くした自分へのメッセージ
2022年1月20日
親を病気で亡くして色々後悔していました。この本は、そんな後悔の気持ちを和らげてくれます。思い当たるシーンもたくさん出てきて涙が出てきましたが、絵も優しく、とてもすんなり読むことができました。ありがとうございました。
読んで良かった
2021年12月23日
看護師です。回復期とは違う視点で学べる事例が沢山ありました。

私の父は癌で51歳の時に亡くなりましたが死の受容がなかなか出来ず苦しんでいました。当時の自分には何も出来ず後悔の日々が続き、人相が変わるほど泣き続け鬱で2年休職した後に一念発起し30歳で看護師になりました。

父が亡くなる2日前にいきなり部屋持ちの看護師さんが足浴をしようと提案してくれて…父の足に触れた感触がとても良い思い出です。患者さんとご家族が後悔しない看護をする上での良い参考になりました。ありがとうございました。
正しい答えは無い、でも
ネタバレ
2020年3月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私はかなり早くに両親が癌で亡くなり、また、とても大好きで大切だった友人2人は、この10年間でそれぞれ事故と癌で亡くなりました。本書は家族の看取りをされた筆者本人の経験談、それに緩和ケア病棟勤務の看護師さんの経験談になっております。「その時」が来るまで、自分や大切な人が亡くなるなんて、と、普段から意識して思っている方は少ないと思います。でも、私自身がそうだったように「その時」というのは、いつか、不意に訪れ、渦中にあっては、えぇ? どうすれば良いの? どんな選択が良いの? と、当事者も周りもあたふたと思い悩み、苦しみ、そして残された者には死別の悲しみと、後悔が、いつまでもつきまとうのです。私は立ち直るまで、最長で10年もかかりました。でも、その時、この作品を読んでいたら、そこまで引きずらなかったかと思うのです。かつて大切な人を亡くした方、今、まさに、そうなりそうな方、そして当事者の方や、まだ「その時」にはご縁が無いと思っていらっしゃる方、皆さんにお勧めしたい作品です。
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