愛や恋という感情の、他者から見れば理解しがたく、気色悪く不合理で、身勝手で押しつけがましいといった様な嫌な側面をこれでもかと開陳してくる作品。キラキラした幸せな恋愛のような表面上の幻想は基本的に否定され続ける内容であるため、そういったキラキラが好きで本作のような鬱々とした内容が嫌いな方は回避推奨。
そんな内容でも、愛というものに関して決して否定的ではないというのが本作の特徴。愛は本人にもどうしようもない狂気であるという描かれ方をしながらも、その狂気にもまれながらもその中でもがく少女たちを描いていて、刺さる人にとっては良作以上の作品となるだろう。万人にはお勧めできないが、おススメ。