陰陽五行と爬虫類をお鍋に入れてファンタジーをたっぷり注いだ感じ。ちょっと絵が古いというか少年漫画っぽいんだけど碧がかわいくて綺麗なので許容範囲。何しろ作者さんの頭の中で作った世界なのでところどころ理解するために何度か読み直さないといけなかったりするのが難点だけど、ストーリーの流れはテンポ良く大筋の設定は成功していると思う。キャラの名前とか役職名なんかにちょっと凝りすぎて何て読むんだ?ってなったりするのは読みながら引っかかってしまうのでもったいない。話がわかりにくいところがある分そういうところは悩まずにスッと読める名前にした方が良いと思う。BL要素が薄く、エッチはあるものの萌える感じではないので、わかりにくい、読みにくい、と思われたらBLファンには最後まで読んでもらえなそう。BLよりファンタジーがだいぶ勝っている。それでも読み終わってすぐもう一度読んでしまうくらいには好きな作品でした。今後に期待。