ただただ煌皇子を求め、戦を仕掛けて捕らえた末、穏やかに煌を犯す宵闇王のソレは子供のような独占欲なのか・・でも、その背景を知れば知る程、宵闇王の人生が孤独で寂しいもので、その闇に差した光が煌皇子なのだという事が、読んでいくうちに徐々に解ってきます。
とは言え煌皇子は無理矢理されてしまうわけなんですが、割と性格が落ち込まないタイプのようで(^^;あんまり悲惨な感じにならないのでそこは読みやすかったですし、高貴な生まれなので上から目線なんですが、真っ直ぐ素直に育った感があって、逆に可愛いく見えました。皇子の口調さえも可愛いかった♪結構悲惨な人生の宵闇王も、作風と絵柄のお陰か重たい感じにならなかった。
世界観も凄く好きです。オリエンタルな雰囲気が素敵でした。他の作品もみたくなる、クセになる作家さんです。