ハードル上がりすぎたのかもしれない。高評価だったのと、すごく好きな設定だったので、ワクワクして読んだ。
元彼(受け)も今彼(攻め)も元バリタチ(受け)も全然感情移入できなくて、知人の親戚のクラスメイトの部活の先輩の話を聴いてる気分だった。
設定の良さも、身長より上のハードルをスーーーと潜っていった。元バリタチがネコになる設定大好きなんですよ。しかも、それが昭和みのあるワンマン気質のダメ男で、デキル男気取りだと、なお最高なの。
期待し過ぎちゃったな。受けも攻めも元彼も何ひとつピンと来ず。例えるなら、芝居の下手な俳優が演技してるのを見せられてる時間だった。この作家さん、絵は上手いけどセリフや内容が薄っぺらい。こんな良い素材を、残念です。
あと、受けのオフンフンが粗末なのもがっかりした。1話で『大きいね』て攻めに言われてるんだけど、今まさに挿入しようとする攻めの半分くらいしかない粗チソで、そこもがっかりした。元バリタチからのネコは、でかいのがどこにも入らずに揺れてるのが良いのであって、こんな粗チソでドS攻めだったのかぁ……それは、明らかに受け役に気を遣われてるね、と。そこで説得力が一気になくなって、感情移入できなくなったのかも。個人の嗜好と期待で評価下げてしまってごめんなさいやで。