ミステリアスなところが魅力的な光秀さんはともかく、主人公の表情のレパートリーが少なくて違和感がある。テンプレート的な喜怒哀楽だな……という感じで、真っ直ぐな女性というより、ただただ勢い任せの単細胞バカ女っぽいキャラクターに見える。下手な女優の演技を見ているみたい。もう少し感情表現の出力の加減は出来ないのかな?主人公のセリフをイメージする声で脳内再生するも全て棒読みに聞こえる。
……とまあここまでがまだ目を瞑れる程度の違和感。
以下が許せないところ。
緊張感が張り詰めるシーンなのに頬が火照っていたり、瞳が輝いていて焦燥感、絶望感が感じられない。凛と言い放つところなのに声を荒らげていたり
情景も漫画なんだから絵に描けばいいところを小説のように文字に起こすのみ。
漫画も原作であるゲームのストーリー通りに進むので話として脳内でまとめてみると良い話だなと思えるんですけど、文字で感じる動きをうつしだすイラストとしては違和感(ノイズ)が多すぎて純粋に楽しめないので失敗した漫画化だな〜というのが読み終えたあと1番に出てきた感想です。
作画担当の方は作画の仕事を貰った後ゲームを実際にプレイしてくださったようなのですが、本当に?と疑いたくなるレベル。感受性が乏しい方なのかなと思いました。
別タイトルですが同じイケメンシリーズの小説は面白かったなあと思い今回購入してみたんですけど期待を裏切られました。