例えて言うなら、知らぬ間に小指を失っていて、それに気づいたものの受け止められずに自失する空白の間……それが暫く持続するような終わり方でした。
編としてここで終わってクールタイムが入るのは、たぶん小説だったら、なるほど今回はこういう終わり方かぁって浸って受け止められたと思うんですが、この作品の漫画は編ごとで別れているので、ストーリー的な続きが出てもこの師族会議編の9巻の後に降り積もるものがないんだよなぁと、ストーリーの終わり方と併せて言葉にできない感情だけが積もっていきます。うおぉぉ……なんことしてくれやがるんだ……暫くぐるぐるしてしまうじゃないか……しかも読み返す気力が当面湧かない方……(ちょっと文字文字しくてサクサク読める漫画でもなかったので余計に…)。うぁぁ……感情を持て余しますねこれは。今回シリアスにだいぶ振り切っていてリフレッシュできる内容ではないので、これはちょっと覚悟してから読んだ方が良い編でした…。