このレビューはネタバレを含みます▼
この作品を最初にツイッターで見かけた2018年当時は子供がイヤイヤ期真っ盛りで、目を離すと幼子が一瞬でいなくなるとかハカセの子育てエピソードがドンピシャで自分の子育てと内容がシンクロしてなんか嬉しかった。それと同時にゴクウちゃんに育児を手伝ってもらえるのが羨ましくなったけど(^_^;)でもハカセが孤独なままじゃなくなったのはホッとした。
ラストは、自分の子供が大きくなった時のことを想像して切なくなった。子供はいつの間にか成長して一緒に暮らしてきた家族の他に大切な存在ができて親から離れていくのだ、と。それと祖母の呪い…孫を孤立させて自分に依存するよう仕向けるやり方に背筋が凍った。ハカセはよくクローンを手放したと思う。作者さんの後書きの言葉が染みる。