めちゃくちゃ癒されました。個人的に大好きです。
想像力がすごすぎるせいで、常に妄想しちゃうから現実でいつもボーッとしているヒロイン・祀莉…。
しかし彼女のそんなところも含めて好きで好きでたまらない、超絶溺愛系ヒーロー・要。
なのに持ち前の妄想力で、何があっても「要は自分のことを好き」という結論に至らない、勘違い暴走がどこまでも突っ走り続けている祀莉。
一体どこまで、本気で気付いてない暴走をし続けられるんだろうって、このありえないくらいのすれ違いが可愛過ぎて、うっかりハマってしまいました。
普段の私だったら、そんな勘違いあるかぁ!ってツッコんでしまってると思うんですが、祀莉ちゃんに至っては、この子の妄想力ならこの考え方も不思議じゃないかも…!と思わせてくれるから、イラッとするどころかこのすれ違いを完全に楽しんで読むことができています。
キャラ設定が上手いんだろうな、と思います。
そんな祀莉のことを、要は何でこんなに溺愛してるんだ?と最初は思いましたが、この勘違い妄想が勘違いのまま上手いこと要のツボをつく態度になっていて
祀莉は無自覚で要を萌えさせ続けているのです…。なるほどコレはやられる、可愛過ぎるよ祀莉…。でも本人無自覚、しかも要に好かれてることに永遠に気付かないこの子(笑)
元々転生者な為、原作を知ってるが故に「自分は要とくっつく登場人物じゃない!」という先入観に支配されているせいで、要が自分を好きって可能性を一切考えないのにも納得ができます。
しかしその原作もあまり読めないまま亡くなってる設定みたいで、ほんとに鈴原桜とくっつく内容だったのか??と疑問ですね(笑)
そう、疑問になるくらい要が祀莉のことしか見えてないので…。
小学校の頃、暴君要のせいで友達ができなかったトラウマがある祀莉ちゃんですが、それもきっと
祀莉がいじめられないように守ってたとか、祀莉を独り占めしたくて誰も近寄れないようにしてただとか
絶対祀莉のこと好きすぎる故の理由があったと思うんですよね。
てことは小学生の頃から祀莉好きすぎるやろ要。原作とは…w
祀莉が全く悪役令嬢な性格をしてないせいで、別の悪役令嬢が生まれちゃってるし、この世界そのものが変わっちゃってて、色々気になります(笑)
この2人の勘違いしたままのイチャイチャをいつまでも眺めていたくなる作品。今後の展開も楽しみです。