娘が観ていたテレビアニメで、この作品を知りました。日曜日の夕方、娘が観ていたテレビアニメを何気なく覗くと、最初は「え!BLをこんな時間帯に、しかも子供向けに!?」と焦りましたが、よくよく観ると、滝口宵は女の子。しかし、何処と無くBL要素が強く、気になり、漫画を読み始めたら、娘そっちのけで私がハマってしまいました。
滝口宵。長い躯体に、低めの声、親ゆずりの男顔。容姿端麗、ショートボブにスレンダーで背の高い、宵のルックスに夢中になりました。そして、裕福な家庭環境に育ったのに、どこか心に虚無感を持った「危険な香りがする」イケメン男子の先輩、市村琥珀。
滝口宵は、今まで男子とは縁遠い恋愛経験無しの女子。
市村琥珀は、「本当の」恋愛感情を未だ知らない男子。
恋愛に関しては不得手な二人の、見ていてもどかしく思う、不器用な恋愛。
女子なのに「王子」と呼ばれる、キリリとした滝口宵が、
市村琥珀との恋愛をする過程で、どんどん女子として可愛い女の子へ変化してゆく様や、見ていて、もどかしい二人の恋愛模様に、胸がキュンキュンします。
しかし二人は高校生。高校生の恋愛は、短く脆く儚い。それは、進路の違いによって、最初から終わりが見えているものだから。相思相愛となっても、進路の違いにより、いずれは各々の道へ別れてゆくもの。
そんな、終わりが見えている、短く脆く儚い恋愛が故に、特別に「美しく」感じるのかもしれません。
コメディー色もありますが、滝口宵と市村琥珀との恋愛が美しい絵として描かれており、胸をキュンキュンとトキメカせ、1コマを何分でも眺めていたいくらいです。
実は、私は、高校生の時に恋愛して付き合った彼と、その後もずっと別れずにいて、結局は結婚して娘を生んだのですが、、漫画と現実とは違い、「あの時に別れていた方が、自分の中で、美しい恋愛という思い出に出来たのでは?」と、少々複雑な心境です。娘の存在が、今の私の幸せなのですが、「アオハル」な美しく切ない恋愛の思い出が欲しかったなと感じてなりません。
宵と琥珀は最後にはどうなるのか?楽しみで楽しみで仕方ありません。
涙と胸キュン無しでは、この漫画は読めません。こんなに胸がキュンキュンするのは久しぶりです。