ネタバレ・感想あり続 宮沢賢治の食卓のレビュー

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賢治先生の闇と葛藤
2025年3月23日
こちらの続編は、賢治先生の闇の部分が色濃く出ています。言うなれば苦悩と葛藤と挫折の世界。最後は涙なくしては読めません。それでも自らを「修羅」と呼んだ賢治先生は絶望することなく前に進みます(修羅とは苦闘する鬼神です)。なんでそこまでして…。食べ物についてもますます質素になっていくようです。でも賢治先生の言葉にあるように、それらの食べ物もお話も、私たちのための「すきとほったほんたうのたべもの」のように思えます。本編も続編も本当に素晴らしい作品です。1人でも多くの方に読んでいただけますように。
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賢治の人柄をも感じる
ネタバレ
2022年12月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 三太先生の素朴で温かみのあるイラストを用いつつ、面白い題材を選んでシリーズ化された漫画作品だと感じました。自然豊かな東北の地に生まれ育ち、やがては農業学校でも働いていた経験があるからか、宮沢賢治には野菜を軸とした料理が似合うイメージがあります。また、お酒のおともになるおつまみが似合う印象も浮かびます。実在した偉大な彼がもう少し長生きしていたら、何を好んで食べていたのか想像が膨らみます。
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作家名: 魚乃目三太
ジャンル: 青年マンガ グルメ
出版社: 少年画報社