全体的に見ればすごくドラマチックなストーリーなんですが、こういう話は最初の設定に疑問が湧くと入り込めなくなります。怜司は施設育ちの高校生なのに、いくら先輩の援助があるからって一人暮らしできるの?とかいくら彼が魅惑的でも、そこまで悲惨な目に遭い続けるか?とか。あつしの気持ちの変化(というか気づき)も何となく不自然。ドラマチックな話にしようとするあまり、人物の行動や感情が台本で動いているように見えます。それと、スマホの着信音について一応指摘しますと、”You get Mail."でも"You got Mail."でもなく、正しくは"You've got Mail."です。