第1話を初めて見たときは「イカついお話だ…!!」と思ったのですが、いざ蓋を開けてみたら深い!とにかく深いです!!
胸糞スカッと系の話かと思いきや全然違います。(スカッとする場面はありますが)
私は最初このマンガを友人に紹介してもらったとき、『推しへの愛が暴走した女の子が、いろいろやらかしてしまい転落していく様』を見て、自業自得だねスカッとしたねチャンチャン♪で終わる話なんだと思ってしまいました。
ちゃんと全部読んでみてわかったことは、そんなことはない!!ということ。
転落する様子を読者が見て嘲笑って終わりではなく、どう這い上がってくるか、転落したあとどう動くかがよく描写されていて面白い!!キャラクターの人生そのものを見ている感じです。いろんな立場のキャラクターが出てきますが、それぞれの生き様がしっかりあって、それを私たちが覗き見しているみたいです。
この物語は、完全な悪役というものがなく、それぞれに物語があり各々に経緯、事情があります。主人公にとっての悪の存在が、どうしてそんな行動をとるのか、その裏にはしっかりとした事情があります。事情というのは、自分勝手な思いだったり、勝手に拗らせ募らせた思いであったりするのですが。そのキャラにとっては大事な動機です。
キャラクター作り?というのかわかりませんが、キャラクターの根本がしっかりしてる風に思います。こういうようにキャラに喋ってほしいから喋らせてるのではなく、キャラクター自身が自ら話し出すようなそんな感じがします。
だからガチ恋粘着獣の獣たちの思いとか叫びとかが等身大で伝わってきます。もう本当に面白い漫画です、読み進めれば進めるほどおもしろいと思います。完結してしまったのが悲しいです😭
こんな拙い文章で申し訳ないですし、言ってることが支離滅裂だと思うんですけど、このマンガには読んでみる価値があるということが伝われば嬉しいです。