フルカラーで動くというのに興味を惹かれて購入。ストーリー＜エロのレビュー通り、内容は薄っぺら。
不幸の内容もありきたりで、特徴的なことはなにもない。「アンタ理事長だったんかいっ！」なんてツッコミも入れたくなるし(笑)
登場したばかりの時はマリアに憧れているだけだったはずの彼氏が、いきなり愛してる、と言い出すのも「？」という感じ。どこにそこまで心情変化するきっかけがあったのかの描写が足りない。不幸話を聞いて同情した以上の、“愛”に変わるほどの何かを感じた様子が見えてこない。
マリアが彼氏を好きになるきっかけも「それだけ？」としか言いようがなく、マリアへの感情移入ができない。そのため、ラストも急展開過ぎるだけ。可哀想と言うより「あーあ」で終わってしまう。
動くことが売りらしいエロ部分についても、多少指先や舌先などが動く程度。衝撃に揺れるのは他の携帯コミックでも一般的、むしろ何度も揺れることで見難くなっている。
描写自体は大してエロくない。レビューではストーリー＜エロだったが、水準的には対して変わらない。動くことによる利点も感じられなかった。
というか、ニヤッと笑う描写をいちいち口元を消す形にした意味は何だったのか。のっぺらぼうみたいで正直気持ち悪い。
何より読み難いのが、動く要素を入れているためにページ捲りがし難いこと。勝手に動いてしまって見逃したところがあっても、戻るボタンを押しても動くところになるだけ。前のページに戻ろうとするならいちいちページ指定をしなければならない。
全体的に期待外ればかり、ポイントと時間を無駄にした気分。つまらなかった。
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