一言で要約すると、大規模組織となった戦隊の内ゲバ。しかも、ヤラセに内紛とワクテカ要素てんこ盛り。もはや1コマめで既に面白い予感がしたし、1話読んだら絶対面白いのを確信してしまった。からの1巻イッキ読み。残りもこれからイッキ読みしますわ。いやもうめちゃめちゃ面白いじゃん。これでオチまで面白ければ最高だけど、長編作品とか雑誌連載作品て長期に渡るだけにいろんな弊害が出てくるわけですよ。まず、作家さんのテンションや長期に渡るモチベーション、それを補助してくれるスタッフの確保、また編集の援助、掲載誌における本人の意向の尊重度(たとえば、ここで終わるのが理想と作家さんは決めていても人気があるので引き延ばしたり、逆にアンケート等で縮められたり等々)。この全てが揃わないと、良い終わりは迎えられない。どんなに人気作でも長引ければダレる。打ち切りエンドなんてもっと最悪。でも、読者にはそれが全てだから、オチの堕落度で途中経過までの評価も下がってしまう。これは本当に面白かったので、特に作者さんの意向を尊重して、最後までずっと面白いままでいてほしいと切に願う作品。