永井豪の卓越したメカデザインと石川賢の緻密な作画が融合した、まさにロボット漫画の金字塔
前作『ゲッターロボ』の壮絶なドラマ性を受け継ぎつつ、より過激かつ破壊的な戦闘シーンが展開される
ゲッターロボの進化形態「ゲッターロボG」は、力強さとスピード感の絶妙なバランスで読者を圧倒し、熱き男たちの絆が戦いの核として鮮烈に描かれている
石川賢の細部にわたるメカ描写はリアリティと迫力を増幅し、永井豪ならではの暴力美学が存分に炸裂
物語は単なるロボットバトルを超え、文明の存亡を賭けた壮大な人間ドラマを内包する
特に、敵との激突が持つ哲学的な問いかけは、読む者に深い思索を促す名作である
ロボット漫画の理想形を追求し続けた両氏の情熱が結晶した傑作と言える