戸川先生の作品群のなかでも1、2を争う完成度の高さだと思う。
画の描き込みが、近年の作品よりも細かい。剣の勝負で、細身の女性であるアシェルが、並み居る男性陣にあっさり勝ってしまう設定は、漫画ならではのことだと思う。アシェルとルーカスのエピソードも面白いけれど、4巻でドラグート・レイスが登場してからは、すっかり彼に魅せられてしまった。ドラグート→アシェルへの愛情、深すぎる。ドラグートが報われることはないんだろうな、とは予想していたが、終盤はもう、、、涙なしには読めない。スレイマン陛下とダニエーレの関係性にもウルウルした。個人的には、感情が分かりやすいエルコレが好み。