初めの何巻かはお色気系なのですが、徐々に読者の感覚がマヒしていくのかそのうちその手のシーンは「ハイハイ、いつものね」と流せるようになるくらいストーリーが面白い。
キャラクターの魅力はもちろんあの時代の中国ならではの風習、風俗、上下関係や衣装、小物も見応えバッチリ。
そして当たり前のように権力と金に物を言わせて人を人と思わぬ扱い、都合の悪い人物や事件は全て揉み消すその清々しいまでのブレないポリシー。
読みながらここまでムカつく敵キャラも久しぶりだと感動すらする李瓶児。
魅力的な奥様方もとにかく一癖あってとにかく面白い。◯◯事件簿的な怪傑モノが好きな人には是非オススメ。