ネタバレ・感想ありFAKE 京都・髑髏町・質屋控のレビュー

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面白いし勉強になる
2022年9月3日
美術や骨董の世界について、作品を通し面白く知ることが出来ます。
幅広い知識が取り上げられているけど、読みやすいので分かりやすい。単に知識だけでなく、ストーリーも良いので余韻も残ります。
本物、偽物て何かという問いに考えさせられました。読み応えのある作品。
出落ち感…
ネタバレ
2022年11月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻を読んだ時点では、一流の鑑定書より信頼される裏折り紙を書く、質店の若き店主という設定や、ヤクザを火縄の無い火縄銃で追い払うハッタリと度胸、暴漢を寸鉄(暗器)で瞬殺する身のこなしと冷徹さ、凄腕の主人公が、贋作や美術の知識を悪用する人間に罰を与えていくストーリーを期待していました。
ですが、全くの出落ちで、話が進む事に主人公は情けなくなり、幼馴染みの女性に頭が上がらなかったり、人間国宝のお爺ちゃんに逆らえない設定が追加されます。
それだけならまだしも、鑑定先のどら息子に殴られて脅されたり、親の仇と憎んでいる相手に言われたい放題など、最初の勢いは微塵もなく、殴られて助けて貰う、拐われて助けて貰う、吊るされて助けて貰うと、魅力の欠片もありません。自分が火縄銃で追い払ったヤクザに、その火縄銃で助けられて恩を着せられるのでは、流石に格好悪すぎます(苦笑)
4巻から、シベリア抑留やウクライナ問題、羽織袴でネオナチがいる下町の食堂に行ってボコられるなど、メッセージ色が濃くなります。
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作家名: 城アラキ / いわや晃
出版社: CoMax