6巻まで既読中。
近代イギリスの大きな街の片隅にある小さな宝石店のドアを叩くさまざまな事情を抱えたお客様へ、控えめで知識豊富なメイドがお求めにピッタリの石をご紹介、というのが主筋の物語です。
小さな店内で繰り広げられる静かで優しい時間が丁寧に描かれていて、読者の時間もゆったり進んでいるかのように感じます。
4巻頃からは主人公たちの過去や事情が明かされ、なぜメイドなのか、なぜいつもメイド服なのかがわかります。主人公ならではの納得の理由でした。
さまざまな石が登場しますが決して派手ではなく、ひとつひとつが精密に描かれていてぜひカラーでみたいものですね。
ヒューマンドラマ、知識もの、日常系(?)がお好きな方、熱血系やホラー系などで疲れた心を癒したい方へおすすめです。