ネタバレ・感想あり嘉納治五郎 風雲録のレビュー

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ほんまりう先生の鬼劇画
2026年2月8日
ほんまりう先生の劇画が好きなので読めて良かった
原作者は編集者として名高い橋本一郎先生であり、この人は他にも嘉納治五郎と講道館柔道を題材に書いている
本書は嘉納治五郎と題名にあるが実際は彼の高弟である西郷四郎が主役で嘉納は仕合をしない
嘉納が富田常次郎の次に西郷と出会い講道館を興し柔術から柔道に名を変え
清水の次郎長の侠客であった横山作次郎、大蔵省を辞して柔を志す山下義韶らも入門し
西郷らが弥生慰霊祭記念柔道剣道試合にて並み居る柔術家を見事になぎ倒していく格闘劇画

西郷がいきなり土佐犬の首を投げ折り相撲取りを石段に放り投げる異種死合から始まり
刃をすぐに抜く侍くずれやヤクザを柔術家が投げ極めていく戦いが最後まで続くので飽きずにあっという間に読み終えられるし
真剣勝負の合間に明治の帝都の情景が描き込まれているのも趣き深い

ほんまりう先生に限った話ではないが明治時代以降の日本を描くフィクションは何故か暗殺者や左翼暴力団を美化して描くのだが
本書は暗殺者を一切登場させないのも読み易くて実に良かった
講道館は警察とも関係深いからな

本書を読んでからコータローまかりとおる柔道編を読むと尚良し
(そんな人いるかい)
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