戦闘系のスキルを持ってない役立たずだからと、父親の命令で魔王領へ人質として送られたことで、外見と効果の情報があれば同等のアイテムが作れる創造錬金術というスキルを覚醒させた主人公が、異世界勇者が残した通販カタログに書かれた大袈裟なキャッチコピーを実際の効果と勘違いしてトンデモアイテムを作って魔王領で大活躍する追放成り上がりものです。主人公の勘違いから作られるアイテムは面白いですが、内容に真新しさはありませんでした。
それにしてもあの父親は、スキルはランダムで与えられるのに戦闘系スキルを得られなかったのを主人公の罪と糾弾したり(主人公のせいじゃないよね?)、絶縁して平民として暮らしていた主人公を自分で呼び戻しておいて「不要な存在、御家の面汚し!」と罵ったり(じゃあ呼び戻すなよ…)とかなり頭がおかしい、そんな父親も主人公を追放したことでザマァされそうなので、次巻が楽しみです。