ゾンビパニック物語に、異世界俺TUEEE要素を組み合わせた作品。
5話までで登場人物がほぼ2人しかいない点もあり、それぞれの心情も緻密に描かれてる点はポイント高い。
展開自体も早くてグダることはないし、出だしは順調だと思う。
今後の展開次第ではあるが、異世界の能力をどう活用するか。生存者との関係や、政府組織、自衛隊などが残ってる場合、自分の異端な力とどう関係を構築し描写していくかで良作が駄作かに真っ二つに分かれるだろう。
この手の異世界帰還系で、自分の能力周囲に隠す作品は多いが、この作品の展開的には、しっかり開示して、その上で生まれる勢力関係や両者の思惑なんかがリアルに描かれたら神作品になると思う。
逆に、あくまで隠し通す様なスタンスで、そういう政治な細々とした描写をせずに単に「異世界能力俺だけTUEEE」だけを脳死でやるなら、凡作以下だと思う。
つまり、現代社会を基盤にした世界観をしっかり活用できるかが問われる。