作者のお母様方の実家のお話。
昭和のお話が好きなので、りんこちゃんはーい!なども楽しく読ませてもらいましたが、こちらはハートウォーミングなあたたかみのあるお話でした。
タイトルにご飯とありますが、レシピやご飯が必ず一品出てくるという系統ではなく、大家族を切り盛りするお母様(作者さんの母方の祖母)が、お金がないないなりに大家族をお腹いっぱいにさせようと工夫されるお話でした。後半になると戦争が進みあまりご飯に描写は当てられなくなりますが、今生きている私たちも100年後にはほとんどこの世からいなくなると考えると、胸がつまる気持ちになりました。