ネタバレ・感想ありかりそめのあいのレビュー

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アンドロイドと人が織りなす3編・225頁
2023年11月11日
巻頭作品『家事代行機械ハルくん』前後編が特に良い、舞台劇を観ているかの様。この1編だけでもお値段(90pt)以上、絵も良く、ドライでフラット、コミカルでシニカル。
アンドロイドのかりそめのあい
ネタバレ
2023年11月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 90ptにて購入作品。225p、3作品の短編+あとがき。1作品目は前後編の家事代行アンドロイド、ハルくんの話。家事代行の機能しかないのに夫の代わりにとカスタマイズされたハルくん。本来の仕事が気になって仕方がない。奥様から課せられたかりそめのあい。ハルくんがとった行動はカスタマイズをも打ち砕く。そこはあくまでもハルくんの意思なのだ。2作品目は世界を滅ぼした女性科学者の娘が見つけたセクサノイドのモノとの話。全3話でまとめるにはストーリーがデカ過ぎるように思ったがその後のモノとの生活はどうなったのかなぁと少し気になる。3作品目は模写をしている依頼主の元にやってきたアンドロイド。事故に遭って3年経って、元依頼主をどうしてるだろうと遠くから見ると人間の時間は着実に経過しているのだ。自分は変わらないのに。時間に取り残されていく様な感覚はやはり薄ら怖い。それを回避するためのかりそめのあい、か。
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アンドロイドと人の話
ネタバレ
2023年12月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好みは冒頭のハルくんの話。アンドロイドらしい?無機質さと欲にまみれる人間の対比がすごく面白い。ジャガイモ畑はディストピアの中での子どもらしい絶望的な身勝手さがモヤモヤする。
これらの作品は2020年頃に描かれたとのことだが、個人的には2000年代に描かれた漫画と同じ印象。アンドロイドに対する思想がちょっと古めに思われるからかな。
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作家名: 辻恵
ジャンル: 青年マンガ SF
出版社: KADOKAWA