まずファンタジー部分の絵が上手い。そこに尽きる。デザインセンスと構図の美しさが目を惹きます。
建築家ドワーフ達と主人公がひたすら魔物たちの特性に合った家を作っていくストーリーなんですが…妄想住宅って楽しいですね。劇的ビフォーアフターに絡めた見せ方や欠陥改善のアイデアが面白く、何だコレ機能が満載。魔物の住環境に目を向けるという切り口が劇的新鮮に感じられました。
かといってワンパターンにならない様工夫されているし、２巻からストーリーが大きく動いて志向が定まってきます。通して設定画のような間取り絵が見応えあって好きです。
ファンタジー好き、その設定資料好き、新しい切り口が見たい方にオススメ。
自分は趣味として建造物ウォッチングが習慣化しているのですが、住宅街で人様んちの基礎や造園をジロジロ覗いては怪訝な目を向けられるという日々…そんな趣味の合う方にもオススメです。
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