現実にある話と考えると、重く辛い話です。この間テレビで鉄道警察隊に密着して、盗撮者などを捕まえていたニュースを何気なくみていたけど、捕まった彼らには妻がいて子がいて…。ニュースはそこで終わりだけど、あの日からあの家族は加害者家族となり、また別の生活が始まるのかと思うと何もと言えない気持ちになりました。この本は、クズな父親のせいで突然加害者家族になった話が現実的に描かれてるように思えるし、主人公も沼の中でも頑張ろうとしてて。最後もきれいに終わったわけじゃないけど、救われたので、気持ち的には☆5!なのですが、被害者の方がこの本を読んだ時の気持ちを考えて☆減らさせてもらいました。