様々な女性が主人公、しかもタイトルがドンピシャな短編集。
女性特有の生きにくさや思春期にぶち当たる容姿や才能への嫉妬羨望‥そこから湧き上がるなんとも言えないドロっとした感情に焦点が当たっている作品。
作者から「ほら、あなたも知ってるでしょ?」と見せられる感情は、かつてもがいたものに似ていてチクっとします。読みながら覚えのある感情を回顧すると同時に思春期だった頃の自分を労ってしまいました。
すでに何度か味わった感情なので俯瞰して読めましたが思春期真っ只中の方には痛いかも。男性側の感想も気になります…