ネタバレ・感想あり「神様」のいる家で育ちました ~宗教2世な私たち~のレビュー

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考えさせられる
2023年11月12日
今回、初めて宗教2世と言う言葉を知りました。
今まで宗教という団体があることは知っておりましたが、理解などは全くなく疎遠にしておりました。
この漫画を読んで宗教の事をもっと考えさせられ、こういう人もいるんだなと理解しました。
本当にこれを書いてくれてありがとうございます。
勉強にとてもなりました
もっとこういう漫画などが世間に伝わって欲しいですね
わかる、このモヤモヤ感
2023年9月18日
私の家も某宗教3世。
弟は一切関わってない、小学校の時は会合?に参加してたけど、今はほとんど疎遠状態。
やめたくても、親戚中がその信仰をしてるため、私もやめられず「7年真剣に祈れば貧乏がなくなる」等、子供の頃から教えられ、相変わらず貧乏(笑)


確かに仏様や神様はいるだろう。
けどそれを「信仰」として、何かにつけお金を取り、
大事な教えを曲げて解釈し、素直に受け取らず伝えてるのが幹部であり、人間なのだと思う。

どうしても、この本が読みたかった。
このモヤモヤが少しでも晴れるならと買って読んでみた。
紙で手元に置いておきたいので、紙でも買うつもり。

信仰するのは、すがりたいほどの悩みがあるから。
泣いて祈って信じて、でも虚しい。
幹部や教祖と言っても同じ人間で、生まれた環境や価値観も違うのだから、私は人に指導出来る立場ではないと思ってる。
信仰心を盾に金を集めるのも何か違うし、選挙だのもってのほか。

改めて、この本を読んでスッキリした部分、そして抜け出せない部分、いろんな部分があるが、少し救われた気がした。
被害者の経験談をオムニバス形式で
2023年5月4日
昔から色々な団体の色々な噂があったにも関わらず、長く報道されずに放置されていた宗教2世。ようやく昨今注目を浴びるようになり、私も遅ればせながら現実の事なんだと思い知らされたうちの1人です。この作品のおかげで、被害者の方々のリアルな経験や気持ちを知ることができました。また、後日談で、様々な媒体の担当者達から、取材を続けてきたけれどハッキリとはわからない空気によってなかなか記事にさせてもらえないとの声が複数あったことも印象的でした。政治家の皆さんは、この問題に真摯に向き合い、一刻も早く被害者を救っていただきたいです。どうぞよろしくお願いします。
最後のあとがきに少し救われました。
ネタバレ
2022年11月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 暗殺犯が自分の人生をめちゃくちゃにした、旧統一教会の広告塔である、安倍晋三元総理大臣を暗殺したと言う、確証のない証言を鵜呑みにして、まるで安倍晋三元総理大臣の暗殺を肯定するような風潮がどうしても許せませんでした。
しかし、この漫画の本の最後のあとがきに、安倍晋三元総理大臣の暗殺によって、宗教2世に注目が集まることは望むことではないと仰られており、少し救われました。
僕個人としてはこの漫画の出版停止の件を知っていておかしいと思っていました。
なのにマスコミはその件を報道せずに、宗教2世には寄り添うことはしませんでした。
しかし、マスコミは自民党批判に繋げれるからと言う理由で、暗殺犯を被害者扱い、すなわちテロリズムの肯定をして、旧統一教会の批判を開始しました。
僕はこのことについてもおかしいと思っていましたが、宗教2世の方達もおかしいと思っていてくれたことが嬉しかったです。
改めて、僕はこの漫画を読めて少し救われました。
最後に、宗教2世の方達には偏見を持たれないで堂々と生きていける世の中にしていきたいです。
私も2世なのですが
ネタバレ
2022年11月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さんと境遇が似過ぎてて他人事とは思えません。
今は両親とも故人で、実家から逃げた私には遠い記憶ですが…。

実家ぐらしの兄弟は「新聞を取ることで(宗教活動を)許して頂いてる」らしく未だに負の遺産は存在しているようです。

そして、もし今の私を「あの人達」たちに見られたら「退転したらあんな寂しくて不幸な年寄りになってしまうんだよ」とか後ろ指刺されちゃうんだろうなwww
とか苦笑してしまう程度には私も呪われているのかもしれません。未だに…www
いろいろ考えさせられた
2022年10月9日
作者さんの後書きに、宗教をただ気持ち悪いと排除するのではなく…
というくだりにハッとさせられました。

宗教をする親だけが信仰の自由に守られて、二世だけが苦しみ守られない。
この状態を解消出来るような世の中になってほしいです。
読み応え充分
ネタバレ
2022年10月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 色々考えさせられてしまった。
価値観はそれぞれだと思うが、それさえも神仏に委ねて育てられた人というのは、やはり大人になる段階で戸惑ってしまうのだろう。
最後にあった、神や仏よりも親に愛されたいという言葉が刺さる。
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作家名: 菊池真理子
出版社: 文藝春秋
雑誌: 文春e-Books