表題作+他二作(ラプンツェル、はあとえいくらぷそでぃ)。
一度目は紙で、二度目は期限付きの電子漫画で、そして今回は無期限でこの作品を購入しております。
苦学生森魚と中流家庭でぬくぬく育った諏訪による、キャンパスライフな恋愛模様。
タイトル「10カラット」というのは、森魚の働く会員制ディスコ(Club)のこと。
とあるきっかけで森魚は諏訪にロックオンするのだが、諏訪はヤリたい盛りのノンケ男子。森魚のど根性な求愛からにげまくるわけだけれども、森魚が人気クラブの黒服であるというステータスも手伝って、打算の末に距離が近まり…気づけば想い合うように。
されども気持ちよさそうな濃ゆい絡みはなく、性的な描写は全年齢の範囲ではないかと思います(キスはしっかりめでも、ブツもティクビも出てこない)。最近のBL作品がいかにどエロいか思い知らされました。
他二作もノリは似ていて、おさななじみやら親友やらがすれ違ったり勘違いしながらわちゃわちゃやっているうちにくっつくという、少女漫画仕立て。
言葉遣いや感情表現がやや泥臭く、時代を味わえてわたしは好きです。