このレビューはネタバレを含みます▼
ほとばしる何かを感じる濃い漫画でした!!
カタギなのにヤクザのふりをしなければいけなくなった男が主人公なのですが、ヤクザらしく恐ろしい見た目に反してめちゃめちゃ気弱な常識人で面白いです
内気で口下手、言いたいこともあまり言えずに帰宅後に家で悶々としたり、ムカついてても周囲に合わせてへらへらしてしまうお人好し
ナイーブで、もし駅で知らない女にどつかれても「アッ…すみません…」とか言ってしまって20年は(何で俺が謝っちゃったんだ!)とか悩むんじゃないかって感じの人です
その陰キャ激弱主人公が自分とは正反対の強烈なキャラクターたちに出会ってその能力をコピーして成長してゆく、というのがお話の軸になっています
食堂のババァといい、犬のババァといい出てくるキャラは最高に魅力的です(マッチョだけなんか毛色が違いました。ババァの解像度の高さが凄すぎるだけ?執念すら感じるババァ描写のパワー)
1巻でいくつかの能力が出ましたが、2巻以降どんな風にお話がまとまってゆくのかとても楽しみです