日向の高校生時代に失踪した親友・空が見つかったと知らせがあり、向かった先は斎場だった。
当時所属していた美術部の仲間と通夜に参列した際、不穏な話を耳にする日向。
空は失踪していたわけではない。
失踪したと思われた8年前、既に死んでいた。
しかも、その遺体は美術室の壁に埋められていた。
日向の中にある疑惑が過ぎる。
「それじゃ、美術部の人間が殺したみたいじゃん」
話を聞き、体調を崩した日向が立ち寄った部屋で失踪直前に空が描いていた絵を見つける。
追うように入室した先輩の篠原がその絵を見て何かに気づくが、日向が席を外した隙に何者かに襲われてしまう。
助けを呼ぼうとすると、日向までその場で襲われてしまうが、気づけば空が失踪する直前に遡っていた。
何故、親友は死んだのか?
親友の絵に何が?
主人公が親友を助けようと動いた結果が、主人公を傷つけ、猜疑心を植え付ける。
気になって試し読みしたら、きっと本編を購入してるはず。