このレビューはネタバレを含みます▼
1巻無料だったので、読んでみました。
魔法使いは絶対悪と教育される世界観。政府に見付かれば管理下に置かれるか処分かの非道な選択肢しかない状況下で、能力を隠して息を潜めて生きてきた茜花と晴花姉妹だったが、晴花が魔法を使用しているところを見ていたいじめっ子たちにより政府に報告され、穏やかな生活が一転生死をかけた鬼ごっこが始まる。送り込まれたエージェントは罪のない一般人は元より魔法使いを庇った人たちも同等に罪人と扱い、殲滅の手を緩める事はない。追い詰められた魔法使いたちは生き残りをかけて第3の選択肢、犯罪組織に身を委ねる事が多いという。なんとしても阻止したい政府の追っ手から逃れた先に出会ったのは組織からの勧誘であった…な1巻。作風も相まって最初のオッサンエージェントが本当に醜悪で胸糞!一般人を手に掛けても「後で始末書か」くらいで罪悪感を全く感じていない様に政府はどんな指示を出しているのか、恐ろしい。有無を言わさない状況で問答無用容赦ないから、そりゃあ逃げ出すだろ。それも匿った人も命がヤバい、終わってる。でも気になったのが、魔法使いの体に能力を発動する鍵を差し込むタトゥーみたいなのがあること。これって自在に消したり出来ないなら、毎年身体検査しとけば炙り出し簡単なんじゃ?だって普通に学校通ってるよ?プールとかないの、え?あと、敵さんに魔法使いいたけど、政府管理下にはいると衣食住保証する代わりに検挙に協力させられるの?捕まったら処分以外にどうなるのだろうか。人体実験されそう、嫌だな。魔法使いの扱いが日本限定か地球規模なのかも知りたい。犯罪組織は味方なのか、続きが気になりました。ハッピーエンドであれ。