ネタバレ・感想あり君の名前をよんでみたいのレビュー

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人に理解されないことに苦しむヒーロー
2023年11月21日
アラビア語やハングル文字を見ている様な感覚だろうか。読めず、書けず、想像しても差異がありそうな読み書き障害。今作はエンタメでありながら、一番の障害は無理解である事を訴えている良い作品。
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ディスクレシアの話。
ネタバレ
2025年2月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 難読症という文字を認識できない障害と呼ばれています。文字が文字に見えない。知能には問題がない場合と、ある場合と様々です。この作品では、知能には問題がないタイプを取り扱っています。知能に問題がない場合、解りにくい障害のため、周囲の理解を得られないことも多く。また、この作品では、家族の理解以前に障害を持った子供を受け入れられない親という。親が人間として成熟しないまま親になってしまったタイプ。保護者のない未成年受け入れ施設には、そうしたケースも多い。ヒロイン…のように可憐で生意気な主人公(男性)は未熟な親によって屈折し、人を信じられなくなりつつ…ギリギリ踏みとどまっている。この青くんの良いところは、自己肯定感はあったので、役者になる、という夢を持てた点。ここで、自己肯定感を持てないと裏社会の闇に飲まれてしまう。風俗、反社、他。神は乗り越えられない試練は与えないというのはバリ嘘で、いっぱい与えるから。だから、青くんが役者を目指せているのは、ある意味幸運なのだと思う。そして、一葉のような優しい理解者に会えたことも。家族なんて血の繋がった他人だから、青くんみたいに捨てて良いんですよ。大人だからって人間できてるとは限らないから。て家族に困ってる未成年に伝えておきたい。でも、社会に未成年を受け入れるところがあれば、もっと家族を捨てやすくなるのに、とは思う。これは、ハンデを抱え、親という保護者を捨て、苦労はしたけど幸せをつかめた人の物語。※フィクションという希望の話なので、世の中には幸せをつかめないケースもあります。作画も丁寧で良かった。主人公の繊細さに沿いつつ、優しい作画でした。ただ、初対面で一葉に「おばさん」言うのはアカン(笑)。
何かに秀でてる人はですよね
2023年11月15日
もしかしてトムクルーズと似たような症状なのかな、日本ではあまり表沙汰になってないけど訓練でかなりいきやすくなるということも聞きました。まわりの理解というかわからなくても大丈夫ということからが始まりかな。
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期待値大👍
2023年8月27日
青君がたくさんの場面で傷つけられたことが、かわいそうです。
障害があるからというのではなく 家族さえ青君という人間を理解しようとしなかったことがかわいそうです。一葉もはじめから青君を理解しているわけではありませんが、青君の立場に立とうとする努力が尊いと思います。
いわゆる「障碍者」という看板の付いた思考停止の啓蒙でなく、ひとりの人間の困ったり・悩んだり・嬉しかったりという日常を描くことで「障碍者」とくくってしまわない物語が展開していくところが貴重な作品だと思いました。
まだ1巻のみなので先の展開によっては評価も変わるかもしれませんが、一読の価値はあると思います。
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ジャンル: 女性マンガ 恋愛
出版社: 双葉社
雑誌: JOUR