最初は絵の美しさにみとれていたんですが、あっという間にストーリーに引き込まれてしまいました。それぞれ人間関係の相関図や思惑が複雑に絡み合って先が読めない展開。それでいてセリフやモノローグが長すぎず簡潔で分かりやすい。誘い受けは苦手だけど、男娼という持てる武器を全て使い、きわどい駆け引きをしながら自ら事件に深く食い込んで鋭い刃になっていく様はぞくぞくします。転んでもただではおきないしたたかさを持ったイ・ジェオに惚れてしまいます。セロクが堅物で純情で、バカな女に操を立てている姿がホントに腹立たしく、イ・ジェオと一緒に歯噛みしてる。でもかっこよすぎてキライになれないむしろ好きすぎてつらい。二人がどうか幸せを掴みますように…!