ネタバレ・感想あり欲望バスのレビュー

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屈折した思春期の独特さ
2023年10月15日
大好きな漫画家さん。独特の世界観、ここちよいような心地悪いような。この漫画家さんのは全部大好き。他にはない空気感。
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今何をされてるのか気になる
2021年1月12日
作家さんのひとりです。

世界観が独特で、思春期の鬱屈したほの暗い感じがたまりません。胸が苦しくなるようなお話もあるけど、それでも好きです。
短編集。どれを読んでも一定の水準の面白さ
2019年8月17日
くせになって病みつきになるような話はあまりないですが、代わりにどれを読んでも面白いです。
十代の心を時には綺麗に、時には泥臭く描いています。
一番最後に収録されている「コナコナチョウチョウ」は、かなり良かったです。これは病みつきになりました。望月作品は、どこがどう良かったのか言葉で語れないのがもどかしいです。心に訴えかけてきます。
望月花梨ファンなら一読するといい
2019年7月28日
先生の創作は、いろいろなタイプの十代の子の精神構造をとことん表すことに作品の魅力を放つ。成長途上のその頃の、いびつで、見えているようで見えてない、かといって、大人が見ないところに感受性がきくような、過程。不確かでいて一方向に固まりやすいキライもあり、流されやすくもあり、ある種の子供達にはひどく生き辛くもあり。親その他の大人の環境に左右されて、自分の決定力は最後までは持てないのに、自分の人生の落とし前を自分で負わなければならない部分もあって。

収録作品には絵柄が丸みを帯びているのもあり、こんな絵も描けるのだと判った。スイッチ、チョコレート ダイアリイ、鍵、Wの庭園、etc.、と読み進めて、これが画風と感じるものがあったが、かなりいい意味で私の認識は拡がった。といって、下地に思っていたこれぞ望月先生画風には、その個性観に繋がって、望月先生ワールドの重要な一角を成していたので、寂しさもある。
「境界」、「二人の距離」は人物絵など全く別人の手に因るように感じるほど。吉住渉先生をなぜだか思い出した。
そんなことで行けば、望月先生が、全く別人のペンネームで、別趣向の作品を手掛けることだって期待したい。事実他の先生でたまに見かけること、先生も脱先生ワールドしておられたりして。(追記:結婚し育児中らしい)

先生の作品は、微妙にこちらの現実と離れている創作世界のこと、の中に、むしろ、奇妙にキャラの精神構造が伝わってくる虚構の中のリアルを感じる。

独特の導入で引っ張り込まされているのだろう。

始まりも、終わりも、各作品変化球、そして何より一筋縄ではない展開も、妙な緊張感が静かにあるとか、ヒヤヒヤする「子ども」の暴走があるとか、漠然とした不条理や寂寥感が漂うだとか、明るく元気なところはない。といって、作者は根暗ではないらしく、吹き出しの外の手書きは、膝カックンものに感じる位、カラッとしていたりする。

こういう作品がなかなか見当たらない今というのは、多様性の要を唱えながらも、社会全体が一方向以外の物事に不寛容になっている兆しなのでは、とも思う。

漫画雑誌をパラリとめくると、同じようなテイストの絵と流行りの××物オンパレードという事がよくあるが、同好の士だけのためのものでは、漫画の潜在的な魅力に気づけないと感じる。

私もお弁当にチョークの粉をたっぷり乗せられた黒過去を思い出させられた。
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大好きな作品です!
2019年7月26日
10代前半の時に出会い、当時とても衝撃を受けた作品です。20年以上前の作品だと思いますが今読んでもやっぱり色褪せないです♦



望月先生の作品の思春期特有の歪みと潔癖さを上品に、かつ絶妙な暗さで描いた世界観が大好きで、
学生社会にうまく溶け込めなくても生きていていいと思えて幼い頃にとても勇気付けられました。

「コナコナチョウチョウ」と「欲望バス」、「2人の距離」が特に好きでした😄
少女時代にこの作品に出会えて良かったと今でも思います。


望月先生の本当に初期の作品なので絵や運びに所々ぎこちなさがありますが、それがまたなんとも言えない風情があって良いです。

静かな作品ばかりなので好みは完全に分かれると思うのですが、暗い作品が好きな方、詩的な作品が好きな方は特にお勧めです!
胸にくる
2014年1月4日
作者のファンで思わず購入。
絵もきれいで、とても読みやすいです。
思春期の独特の感性を捉えています。
望月ワールド
2019年7月28日
作者さんの、望月ワールドといった内容盛りだくさんの短編集でした。表紙はホラーっぽいけどそれほど怖い話じゃありません。でも人間のこわさというか、思春期ならではの残酷さと甘酸っぱさをあわせもった作品ばかりでした。
思春期特有。
2017年12月7日
友人に勧められて購入。
短編集ですが、どの話もどこか切なく心に残る終わり方ばかりでした。
1回だけでなく何回か読むたびに感じ方が変わっていく作品集だと思います。
独特な世界観
2017年1月21日
20歳前後にとても好きな作家さんだったので懐かしくて購入しました。20年以上経ってから読むとさすがに当時のゾクゾク感はありませんでしたが、思春期〜青年期の方にはオススメだと思います。心理の奥底にジワジワしみる感覚です。
面白い…
2015年9月13日
なんだか胸が痛くなりました。
中学生頃って気持ちとは逆の行動をしてしまうとか、よくあったなぁと…
ちょっとミステリアスな雰囲気もありドキドキしながら読みました。
独特の世界観
2014年3月28日
絵が綺麗で、奥の深い話。
望月先生は思春期の残酷さや、ほろ苦い恋心を描くのが上手。
何度も繰り返し読みたくなる話。
先生の世界観が大好きです。
深い思春期の心
2010年9月13日
作者のデビューから不思議な世界観というか描写や心理的な内容が好きです。
思春期を経験してきた中で ただただ笑って楽しい毎日ではなく、何かに葛藤するのを繰り返してた苦い部分を映し出してくれている感じだけれどリアリティのない展開が面白い。
なつかしい思春期
2010年3月3日
今の少女漫画に比べたらずいぶんおとなしいけど、
雑誌掲載当時はこのタイトルや設定がスゴい衝撃だったなぁと記憶しています💦

直接的な性描写はありませんが雰囲気がエロいと思います。
思春期エロスとでも言うのか…笑

少女漫画の登場人物といえば当然明るくて元気で…という時代に、ネガティブで湿った感情を前面に押し出して描かれていたのも印象深いです。

話も決して明るい展開ではないのですが、ちゃんと光が見える、とても真面目な少女漫画です。
独特
2015年9月4日
独特の世界観があり、それが思春期の感じを表しているのかな!?ナレーション的な文章は誰目線なのかな?と読んでいて疑問だったのですが、レビューを見てスッキリ!バス目線だったんですね!そのへんを最初からハッキリしてれば、もっと読みやすかったかも?
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思春期
2015年9月2日
バスが語る、思春期の少年少女たち。思春期というには刹那的過ぎるかもしれません。
バス目線?
2010年3月4日
結構奥の深い話というか…🙄いろんな意味で心に残りました😁
スッキリしない終わり方でしたが、なんでもかんでもハッピーエンドで終わらせようとする安っぽいドラマなんかよりはずっと面白いです😃
分からない
2015年9月13日
無料分だけ読んだけど、何が言いたいのかよく分からない話で、続きも読まなくていいわ
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何だかな~😁
2010年3月2日
タイトルに釣られ読んでみたが、何をいいたいのかわからない作品でした。最初は1話だけ読むつもりだったが、意味の分からな過ぎだし、後味悪いんで全部読んでしまった。もし、読むならまとめ買いした方がいいです。
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作家名: 望月花梨
出版社: 白泉社