今まではこういったジャンルの漫画を読んできて、読み終わったあとはすごくイライラしたり、モヤモヤが残ったりしてました。
でもこの作品は、一歩進んで二歩下がってしまっても、変わろうとする努力を諦めない人達の気持ちがよくわかる作品でした。
自分が他者を傷つけてきたことを認めたくない。でも大切なものに傍にいてもらい続けるために、大切なものを自分の手で守り続けていくためには、自分がしてきたことを認めて変わらないといけない。
そんな葛藤の中で必死にもがき続ける人達の姿は、1巻2巻に共通する境遇の私にはものすごく深く刺さりました。
変われないからと諦めたり、自分は悪くないと放棄したり、簡単で楽な逃げ道を選ばず、他者のため・その先の自分のために変わり続ける努力は、どんな人にも大切なことなんだと心から思いました。