何と表現したらいいのかわからない。
わたしには全てを投げ出して追いかけたい夢も、言いつけを守り続ける几帳面さもない。
けれど、二人の共通点を、何となく感じた。
それは多分、わたしもこれまでの人生で何度も何度も感じたものだと思う。
二人はどこに行くのだろう。
きっと彼女は依頼者の遺書を読むだろう。
楽しいことをたくさん経験して、心を揺り動かして、いつか、本当の笑顔を見せてくれる、そう信じたいし、そうなった未来では、その遺書を書き直すんじゃないだろうか。
そう思う。
漫画としては少々高いお値段だったけれど、買ってよかった。